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私はここにいる Here I am
マイケル・グアバ/Michael Gwaba

AJFは、季刊の会報「アフリカNOW」を発行しています。AJFの活動紹介にとどまらず、アフリカに関する最新情報を伝える、日本で出会えるアフリカを紹介する内容の記事を掲載しています。

【アフリカNOW No.89(2010年発行)特集記事です】

Michael Gwaba:ザンビア結核・エイズ・マラリアへのコミュニティ・イニシアティブ[CITAM+ : Zambia Community Initiative for Tuberculosis, HIV/AIDS & Malaria]と「私はここにいる  "Here I Am"」キャンペーンに所属。

※ 英語の原文を別紙の付録に掲載。

 私の名前はマイケル・グワバ、41歳です。ザンビアのある地元企業の人事部門で働いていた1998年に、HIV感染を疑われた同僚の雇用契約を終了させるように経営陣から指示されました。彼女は職を失い、私は彼女を守ることができなかったことで、罪の意識にとらわれました。
 1999年の半年の間に、私は伴侶と息子を、日和見感染症で失いました。カポジ肉腫で体重が減り始めてから、私はカポジ肉腫がエイズの日和見感染症のひとつであることを知りました。そして、私もやはり職を失うことになりました。当時、ザンビアでは無償でエイズ治療を受けることができませんでしたから、多くの人はかなり病状が悪化してから初めてHIV抗体検査を受けていました。そのために人びとは、一度検査を受けたら死ぬものだと考えるようになっていました。2000年になって、とうとう私は姉妹に説き伏せられて、私立病院でHIV抗体検査を受けました。結果は陽性でCD4値(1)は41、私は近い将来に死ぬのだと思いました。私はトリミューン40mg(d4T/3TC/ネビラピンの三薬一錠剤)の治療を受け始めました。カポジ肉腫は化学療法で治りました。
 私の健康は回復しはじめました。しかしザンビアの首都ルサカのチェルストン地区にある国立病院で無償の治療を受けることができなかったら、資金的負担が大きすぎて治療を継続することができなかったでしょう。私はこの病院で同じような患者たちと出会いました。そして私たちはHIV陽性者のために心情的・心理社会的な支援を行うサポート・グループをつくりました。
 世界基金はさまざまな方法で私たちを支援してきました。最初、ルサカのいくつかのサポート・グループのメンバーたちが、世界基金からプロジェクト申請書作成訓練を受けました。その結果、私たちは、ザンビアで世界基金の第1次資金受給者であるザンビア全国エイズ・ネットワーク[ZNAN]からサポート・グループの活動のための資金を得ることができました。
 また私は、HIV陽性者のための『ポジティブ・リビング・ハンドブック』や抗レトロウイルス薬[ARV]治療に関するポスターの制作を手伝うために、あるトレーナーに採用されました。世界基金から資金を得た組織から給与を支給されたことで、私は勇気づけられました。
 私は世界基金がどんなに重要か知っています。私の健康は、生命を維持するARVにアクセスしていることで回復しました。私のCD4値は現在780で、今ではZNANを通して、世界基金から資金を得ているHIV陽性者が運営する組織の正式メンバーになりました。生きながらえたことで私は、多くの人びとの命を助けることができました。私たちは世界基金から得た資金を使って、HIVと結核の両方に感染した人びと(2)への栄養提供、受診と服薬を継続する努力をする人びとを支援しているいくつかのコミュニティで活動する支援活動家の訓練、そして、コミュニティに入って結核治療を開始したばかりの患者がきちんと服薬するのを確認するDOTS(3)支援者の訓練を行っています。私たちは人びとに、他の人に会って保健に関する情報を伝えるための手段を提供しています。そしてこれらの活動は、世界基金からの資金提供によって初めて可能になったのです。
 世界基金がなければ、私が取り組んできたことすべてがなくなってしまいます。治療を受けることができないならば、世界中の数千の人びと同様に、私も1年以内に死んでしまうという結果を避けることはできないでしょう。私たちはみんな存在しているのです。忘れないでください。私はここにいます。

(1) 個人の免疫の状態を測る数値で、健康な人のCD4値は500から1,000である。かつてはCD4値が200を切った段階でARV治療を開始すべきとされていたが、最近の治療においては、CD4値が350以下になった段階で治療を開始すべきとされている。
(2) 結核は、HIV陽性者が感染・発症しやすい日和見感染症のひとつであり、途上国におけるエイズによる死亡のかなりが、直接には結核によるものであるとされている。そのために結核・エイズ対策にとって、結核とHIVの予防・ケア・治療における連携・協調がとても大切である。
(3) Directly Observed Therapy Short-Course(直接監視下短期化学療法)。確実に結核治療を行うために、、医療従事者が直接に患者が治療薬を服用することを確認し、記録する方法。
出展(英語原文):
http://www.hereiamcampaign.org/leaders/ambassadors/michael
翻訳:斉藤龍一郎

アフリカNOW No.89特集記事

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