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2005年9月よりアフリカ理解促進事業の一環として「アフリカひろば」を開催しています。これまでに「在日アフリカ人」シリーズ、「アフリカ・ミクロ話」シリーズなどを開催しました。


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南アフリカ座談会
〜アフリカの大地に生きる二人の女性が語る〜

津山直子(JVC)x平林薫(TAAA)x林達夫(AJF)夢のコラボ!

(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、アジア・アフリカと共に歩む会(TAAA)は、 11月28日(水)の19時から21時まで、JICA地球ひろばにて「南アフリカ座談会〜アフリカの大地に生きる二人の女性が語る〜」を開催いたしました。 内容は盛りだくさんで、南アフリカから帰国されたばかりのJVCの津山直子さんとTAAAの平林薫さんによるそれぞれの現地での活動報告や、 アフリカのエイズ問題の政策提言活動を通して南アフリカに思い入れのあるAJFの林達雄さんを加えた3人での対談など、非常に多岐に渡りました。

まず、TAAA代表の野田千香子さんより、今回の座談会の主役である二人の女性、津山直子さんと平林薫さんの紹介が行われました。 両人とも、同じ時期ではありませんでしたが、当時、御茶ノ水に事務所があったアフリカ民族会議(ANC)で働いた経験があり、 これを契機に南アフリカへ旅立ちました。津山直子さんは当初、反アパルトヘイト活動に従事していましたが、1994年の総選挙後は 日本国際ボランティアセンターでの支援活動へとシフトし、現在も精力的に活動しています。 一方、平林薫さんは、旅行や撮影関係など様々な仕事を経て南アフリカに導かれ、南アフリカに根を下ろし、 2000年からTAAAの現地代表として様々な支援活動を行っています。

JVCの現地報告は、津山直子さんが実際に関わっている具体的な人々の名をあげながら行われました。 JVCは現在、イースタンケープ州とリンポポ州を中心に活動を展開中です。主として前者では環境保全型農業(有機農業)を行っており、 後者ではHIV/エイズ関連事業を実施しています。環境保全型農業では、「畑の多様性」「有機肥料」といった9つの指標を設定し、 参加型モニタリングをして着実に成果をあげています。一方HIV/エイズ関連事業では、日本のNGOである特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会と 共同で活動しています。

TAAAの現地報告は、過去の活動と現在の「学校菜園プロジェクト」に焦点をあてて進められました。 TAAAの主な活動は教育支援であり、もともとは英語の本や移動図書館車を南アフリカに送る活動をしています。 特にクワズールーナタール州では現地NGOのELETをパートナーとし、従来の教育支援に加え、2003年からはJICAの助成を受けてHIV/ピア(相互)教育も 展開してきました。そして今年6月から、同じくJICAの助成を受けて「学校菜園プロジェクト」がスタートしています。 これはンドウェドウェ地区の20校で進められており、キャベツ・トマト・ビートルート(赤カブ)などが育てられています。 これらは子どもたちの給食栄養改善につながるだけでなく、コミュニティ支援に拡大する可能性を秘めています。

両NGOによる報告が終わったあと、JICAの仁田さんから感想を頂きました。JVC・TAAA双方とも、JICAの「草の根協力支援」の助成を受けています。 仁田さんは1ヶ月前に現地のプロジェクトを視察されています。どちらの活動も、たとえば物を大量に配布するような派手なものではありませんが、 現地の方々が今後も無理なく進められるような根をはったものになっているということで、高い評価を得ています。

最後に、今回のメインイベントである対談が行われました。南アフリカで10年以上生きてきた二人の女性に加え、 元JVC代表で現AJF代表の林達雄がコーディネーターとして加わりました。 南アフリカでの活動を始めるきっかけや、アパルトヘイト後の南アフリカ、エイズ問題、農業とエイズ対策を一緒にやる意義、 現地の子どもたちの様子など、活発な対談となりました。また、後半は参加者にもマイクを向け、10数名の方から様々なご質問を頂きました。

質問の一部を紹介します。
質問:おふたりとも20代くらいまでは日本で仕事をし、日本の便利さを経験していたと思います。 しかし、便利な日本を後にして、南アフリカに定住を決めたのはなぜでしょうか?現地の良いところ等、を教えていただければと思います。
津山さん:良いところは「シンプルに生きること」かもしれません。日本では、探そうと思えばいろんな情報が探せます。 でも、わたしたちが関わっている村のひとは、いろんな情報を瞬時に収集することができません。 よって、限られた情報(昔からの知恵や教えなど)を、とても大切にして生きています。 現地の知恵や生き方を学び、現地の食べ物を一緒に食べて踊り、現地の生活を楽しみながら活動を行っています。 それによって現地の人との関係づくりを行っています。デメリットは日本食が食べたくなることですかね(笑)。
平林さん:わたしはとてもアフリカでの生活が肌に合うんです。 食べ物がすぐに出なかったり、予定どおりに事が運べなかったりすると、日本ではイライラする方もおられますが、わたしは全然気になりません。 日本での生活のペースより、アフリカでの生活のほうが合うようです。
質問:南アフリカの農村部でのサッカー・ワールドカップに対する期待感はどうですか?
平林さん:せっかく大きなイベントがあるのですが、残念ながら、一握りの有名なひとたちがやっているイベントだという認識が広がっています。 もう少したてば、自分たちのイベントだという意識も広がるかもしれませんが、一般のひとびとのあいだで、 「ワールドカップはわたしには関係ない」という認識が広がっているように見受けられます。
津山さん:ワールドカップは9つの州のうち、8つの州で行われることになっています。 スタジアムは何兆円もかけて建設されているが、スタジアムを建設している労働者は数百円の低賃金で働かされているようです。 それで、ダーバンでもケープタウンでもストがありました。一方ではどんどんお金が投入されていますが、一方では低賃金ではたらかされている、 という南アの貧富の差を象徴しているような事実が浮き彫りになっています。 現在の南アは、ワールドカップを成功させるために動いているようです。州政府のお金がないのでエイズ遺児の施設にお金が支払われていないと聞きますが、 一方では何兆円もかかるスタジアムが作られています。 ワールドカップのために南アフリカをたくさんのひとが訪れてくれるのはよいのですが、本当に必要なところにお金がいっていません。 セメントがスタジアム建設に使用されるので、住宅政策にお金がいかなかったりしているようです。 ワールドカップを成功させるためだけに、権力や政府が向くのはよくないと思います。
質問:長く活動していく秘訣はありますか?
津山さん:日本で支援してくれる人がたくさんいるからこそ、息の長い活動ができているので、本当にありがたいと思っています。 もうひとつは、何かをあげるのではなく、地域にあるものに目を向けて、それを活用しながら活動していくようにしました。 その結果、研修のときは無料で食事を出していましたが、村の人たちが村でとれた野菜を使って食事を作るようになりました。 そして自分のとれた種や苗をほかのひとにあげるようになりました。資金的にも気持ち的にも頼られる関係ではないなかで、 活動を続けていけることが必要だと考えています。
  当日は平日の夜にもかかわらず、約60名の方にご参加いただきました。今後ともAJF,JVC,TAAAへのご支援、 そして南アフリカへの声援をお願いいたします。ありがとうございました。

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