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世界エイズ・結核・マラリア対策基金
イノベーションとインパクト 2010

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)に関わる活動の現状・課題を報告・提起します。


(詳細なレポートはこちらを参照
http://www.theglobalfund.org/documents/replenishment/2010/Global_Fund_2010_Innovation_and_Impact_en.pdf

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(以下、世界基金)が設立されてから約10年が経とうとしている。この間、世界基金は三大感染症との闘いに重要な取組みを見せてきた。世界基金は2010年3月、2002年の設立以来の実績を明らかにし、エイズ・結核・マラリア対策において、これまでに築き上げてきた成果を維持・継続していくための取組みを一層強化していくために、「世界基金2010:イノベーションとインパクト」を発行した。報告書に示された実績は希望をいだかせるものだが、一方で、昨年度の進展はわずかにとどまっている。今後、感染症対策のための取組みが削減されれば―現状にとどまったとしてもー、近年もたらされてきた成果は覆されてしまうだろう。報告書の要約は、以下の通りである。

世界基金に資金提供を受けたプログラムによって、毎日少なくとも3,600人の命が救われ、数千の新規感染、そして人々の形容しがたい苦しみが未然に防がれてきた。2009年末までに累計490万人もの命が救われたと推計され、3,300万人のHIV陽性者、何億人ものマラリア患者および感染リスクに晒された人々、年間940万人にも上る新規結核患者に希望がもたらされた。2002年の世界基金の設立から2009年12月末までに、理事会は累計192億ドルの案件を承認、エイズ・結核・マラリア対策に100億ドルを拠出してきた。

HIV/エイズ

拠出額:
これまでに承認されたHIV対策案件は、140カ国で総額およそ108億ドルに上り、世界基金が2008年に低所得国および中所得国のHIV対策に拠出した金額は、世界の多国間および二国間援助総額のおよそ5分の1に相当する。

世界基金の支援事業による成果:

  • 250万人に抗レトロウイルス(ARV)治療を提供
  • 18億個の男性用・女性用コンドームを配布
  • 79万人のHIV陽性の妊婦に母子感染予防(PMTCT)サービスを提供
  • 450万人のエイズ遺児に、基本的なケアとサポートを提供
  • 1億5万回に及ぶ、HIVカウンセリング・検査を実施

  • 世界のHIV母子感染を2015年までに実質的になくすという目標は、達成可能である。
  • 世界基金は、注射薬物使用者(IDU)に対するハーム・リダクション(harm reduction)サービスに対する資金供与を主導してきた。これまで42カ国に実効的な資金を拠出している。

マラリア

拠出額:
これまでに承認されたマラリア対策案件は、83カ国で総額53億ドルに上り、2008年の世界基金の拠出額は、世界のマラリア対策支出総額の57%を占めている。

世界基金の支援事業による成果:

  • 1億400万帳の殺虫剤浸漬蚊帳を配布
  • 1900万回以上の、残留性室内スプレー散布(IRS)を実施
  • 各国のマラリア治療ガイドラインにのっとり、1億800万人のマラリア患者を治療

  • 殺虫剤浸漬蚊帳の普及、効果的な新しい治療法は、マラリアの根絶に向けて大きな役割を果たしてきた。

結核

拠出額:
世界基金は、低所得国および中所得国における結核および多剤耐性結核(MDR-TB)対策支援総額の63%の資金を拠出している。これまでに承認された結核対策案件は、112カ国で総額およそ32億ドルに上る。これはストップ結核パートナーシップが目標に掲げる、新規喀痰塗抹陽性結核(smear-positive TB)患者の早期発見および治療を達成するために必要とされる金額の48%を占めている。

世界基金の支援事業による成果:

  • 600万人の活動性結核患者への治療を提供
  • 180万人の結核・HIV二重感染者への支援サービスを提供

  • 結核発症率は過去10年間で顕著に減少しており、2015年までに結核発症率を半減させるという国際公約は達成される見込みである。

MDGs達成、保健システム強化、援助効果への影響

  • 世界基金は保健システム強化、すなわち保健インフラの整備や検査強化、人材の拡充、保健ワーカーの技能強化、モニタリング・評価(M&E)枠組みの開発・強化にも資金供与を行ってきた。こうした取組みにより、累計1億3800万に上るコミュニティーで三大感染症のうち少なくとも一つの感染症の予防活動が実施された。また、世界基金は保健ワーカーおよびコミュニティーワーカーのための研修パーソン・エピソード("personepisodes" of training :研修参加人数を研修プログラム数で割った値が顕著に増加した事例)に1億1300万ドルを拠出している。
  • 世界基金は、直接的にはミレニアム開発目標(MDGs)の目標4、5、6および8に、間接的には他のすべての目標に貢献することによって、MDGsの達成を促進してきた。中でも、HIV・結核・マラリアが妊娠可能年齢の女性の死因の52%を占め、マラリアが子どもの死因の16-18%を占める、サハラ以南アフリカにおける貢献が大きい。
  • 世界基金の革新的な資金供与モデルは、政府、市民社会、民間セクター、影響を受けるコミュニティー、多国間及び二国間援助機関といった多様な構成員をガバナンスに参画させることによって、ドナー国および実施国への透明性と説明責任を確保している。世界基金はまた、資金供与の際に、貧困レベルや感染率の高さといった指標によって測られた各国のニーズに重きを置くことによって、サービスへの公平なアクセスも保証している。
  • 世界基金は実績に基づく資金供与を行う機関として、援助効果のモニタリングや経験共有を主導しており、援助効果の向上、とりわけ成果管理の分野における効果の向上に貢献している。
  • 2005年から2009年にかけて、世界基金の支援事業のおよそ5分の4が効果的に実施されている。現時点では、結核対策事業の有効性が高く、また市民社会が資金受入責任機関(PR)として最も効果的に活動している。

※ こちらもご覧下さい。世界基金第1回 第3次増資期間会議に関するプレス・リリース(要旨)

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